筑波大学デジタルデモクラシーと
政治的不平等(DDPI)プロジェクト

公開講座

タイトル

2023年度筑波大学人文社会科学研究群公開講座

デジタル・デモクラシーの可能性:新たな民主主義を人々は受け入れられるのか

概要

近年のデジタル化は目覚ましく、我々の社会生活や政治のあり様を根本的に変化させる可能性を秘めています。例えば、オンライン投票が可能となれば、投票行動が容易になるため投票率の上昇が期待されるとともに、外国に居住する国民や、高齢者、障害者など投票所に行くことが困難な層による投票が容易となります。

その一方で、現状ではデジタル・デモクラシーには様々な不安もつきまといます。SNSの利用が浸透していますが、それを用いて虚偽の情報(フェイクニュース)を流されたり、差別的な言動(ヘイトスピーチ)が広がる恐れもあります。電子投票には法制面で検討すべき課題も残されています。また、人々が新しい投票システムをどの程度受け入れられるのかにも疑問が残ります。そこで本講座では、最新の調査研究に基づいて、「デジタル技術の導入により、いかにして民主主義を機能させられるのか」を考えていきます。

内容

イントロダクション  山本英弘(人文社会系教授)

フェイクニュースとヘイトスピーチの脅威 海後宗男(人文社会系教授)

障害者の参政権保障と電子投票 大倉沙江(人文社会系助教)

電子投票をめぐる法的課題 秋山肇(人文社会系助教)

人々は電子投票を受け入れられるのか 山本英弘(人文社会系教授)

日時

2024年2~3月公開(オンデマンド配信)

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